◆鳩山由紀夫 民主党幹事長「衆参2割削減を」
23日、鳩山民主党幹事長が講演で語った「衆参2割」議員削減 について、じっさいどのようになるのか。
以前も民主党はマニフェストに衆院の比例定数80減を掲げた事がありましたが、今回の発言でも実際の2割、96議席減ではなく「まずは衆院80減」と云っていますからそれがどのような結果を齎すのか、流石に80減では衆院の各ブロックの維持は厳しいでしょうから定数100の全国区として過去4回の得票毎に書き出しておきます。
※党名 (比例定数100/定数180での推定・実際獲得議席数)
※関連:衆参比例区概況
2007参院選
自民 (29/55) 民主 (41/84) 公明 (14/26) 共産 (7/10)
社民 (4/4) 国民 (2/0) 新日 (3/1)
2005衆院選
自民 (40/78) 民主 (32/61) 公明 (13/23) 共産 (7/9)
社民 (5/5) 国民 (1/1) 新日 (2/2) 大地 (0/1)
2004参院選
自民 (31/62) 民主 (40/76) 公明 (16/27) 共産 (8/9) 社民 (5/6)
2003衆院選
自民 (35/69) 民主 (38/72) 公明 (15/25) 共産 (7/9) 社民 (5/5)
定数100の集計を全国区としたことから、大政党ほど議席減の影響が大きく小さい政党になるほど翻って恩恵を受ける結果が出ました。比例のブロック制、ついでにドント式ですが多数派に有利に、少数派に不利や参入障壁としてそびえている事がたちどころに顕れたというところでしょうか。
また、地域政党の新党大地は北海道単独ならば一議席ながら、全国集計では0に。実際大地が全国区で出た場合は全国有権者1/20の北海道で40万票獲っているので当選に足りる60万票以上も容易く獲ることでしょう。
実際に比例定数減が行われる場合はまさか流石に全国区に改められると思いますが、念のため近日中に現行ブロックのまま80減のケースの算出をすることにします。
ついでにこれに伴う政党交付金の受取額の変化も出したいところ。
乞うご期待。
「平和への結集ブログ」様が現行ブロックも含めた多彩なシミュレーションを行われています
比例区定数が100に削減された場合の衆院選比例区シミュレーション